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フリーランス/個人事業主に関する社会保険

フリーランス/個人事業主になると今まで会社がやってくれていた社会保険の支払いなどは自分でやります。

今まで社会保険料を天引きされていて手取り低いなと思っていたかもしれませんが、結構会社も負担してくれていたんですね。

また事業が大きくなれば今度は皆さんが従業員のかたの社会保険を支える側ですので知識を持っておきましょう。

国民健康保険

フリーランスになると市区町村のやっている国民健康保険や職業組合でやっている健康保険組合に加入することになります。

毎月の保険料は前年の世帯所得と世帯の人数で決まります。

各市区町村で金額はことなりますので、お住まいの地域の国民健康保険課でお聞きになるといいでしょう。

こちらに加入すると、自己負担3割が適用されます。

以前は会社の保険のが負担額が良かったりしましたが現在はどの健康保険組合も自己負担3割だと思います。

こちらは確定申告が終わってから納付書が送付されてきますので実質の支払い期間は7月~3月の8か月間です。年間の保険料を8ヶ月で割りますので、一か月の保険料は高額に感じるかもしれません。

フリーランスにはサラリーマンのような健康診断はありませんが、国民健康保険でも特定の年齢になると受けられる健康診断がありますので積極的に受診しましょう。そうでなければ人間ドックなどを受けまよう。個人事業主は体が資本です。

また国民健康保険には高額療養費制度というのがあります。月々の医療費支払額が高額になる場合は、保険でカバーしてくれるという素晴らしい制度です。世帯所得次第ですが大体自己負担の上限は10~15万円程度だと思ってください。

そのため高額の掛け金を払って別途医療保険に入る必要があるのかも検討するといいでしょう。

なお健康保険は会社員の家族がいれば、その扶養に入ることもできると思います。元々扶養にはいっている方でしたらいいのですが、あとから売上が下がったから扶養に入りたいというような場合は審査も通りにくいかもしれません。

扶養家族として認められるかはその健康保険組合の判断となりますので、基準を確認の上申請されるといいと思います。

国民年金

国民年金は月額が決まっています。

所得が多い人も少ない人も一律です。

年金制度に疑問を感じる人もいるかもしれませんが、民間で終身の年金を補償してくれるものはなかなかありません。公的年金だから可能なのです。

国民年金は基礎年金部分だけで上乗せ部分が無いとよく言われていますが、つまりサラリーマンの方の1/2~1/3程度しかもらえないということです。

会社員であれば収入に応じて掛け金を払いますし会社も掛け金を負担してくれますので、その分年金額も大きくなります。

国民年金基金に加入することで年金額を倍に増やすこともできますが、毎月それなりの掛け金の支払いが必要になります。

また年金には世代間扶養等考えがあり、今の高齢者を今の若い世代が支えて、将来の老人を将来の若い世代が支えるという考えです。貯蓄との違いは支給額にその時代の物価が反映されるということですので、年金制度破綻=日本の破綻という最悪の事態さえなければ頼りになる制度です。

基本的には毎月の支払いは義務ですが、自分で支払う行動を起こさないといけませんので支払わない人もいるでしょう。

そうすると将来の年金額が減りますし、払い込みの期間が一定月数を超えないと支給もありません。後から納付することもできますが期限もありますのでご注意ください。

財政状況が厳しい方は滞納するのではなく減免処置を受けましょう。

そうすることで年金の受給資格を失うということは無くなります。

国民年金には障害年金、遺族年金もありますので明日にも起こるかもしれない不慮の事故にも備えて資格は満たしておくようにしましょう。

国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

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