さてStay Homeで勤務されている方も多いかと思いますが、会議などでヘッドセットは使用されていますか? 私も最初はiPhoneに付属していたマイク付きイヤホンやノートパソコン内蔵のスピーカーとマイクを使っていましたが、やはりそれでは対応できない場面が増えてきました。
そして通訳では痛い目を見ました。ということでちゃんとしたヘッドセットを買うことにしました。
私が主にヘッドセットを使うのは以下の場面です。
- 質問程度の発言しかしないオンライン講義の受講者、視聴者としての参加
- そこそこ発言機会のある会議
- 自分が講師やMCとなるオンライン講演やLIVE放送
- 自分が講師となるオンライン英語レッスン
- 通訳
という感じです。
1と2は内臓機能でもイヤホンでも問題ないと思いますが、3~5に関してはやはり自分が聞こえにくい、相手が聞こえにくい、周りの雑音が入ると困るという色々な場面に出くわし、やはり両耳を覆い隠すタイプのヘッドセットが一つは持っておいたほうがいいと思うようになりました。
そこで選ぶ時のポイントをシェアしたいと思います。
接続端子のタイプ
まずは端子ですがお使いのパソコンのマイクとヘッドホンの差込口を確認しましょう。
2つに分かれていれば①のタイプです。デスクトップのパソコンはこのタイプが多いと思います。
1つしかなければ②のタイプです。四極ミニプラグで左右の音声、アース、マイクがセットになっていますが、アースとマイクの位置が正反対の規格のものがあります。また三極で左右の音声とマイクのセットになっているのものあり、差し込むこと自体は出来ますが、規格があっていないとマイクが使えない、音声にノイズが入るなどの障害が起こります。
③はUSBタイプです。これはデスクトップでもノートパソコンでもどんな端末でも関係ありませんし、ノイズが入りにくいのでお勧めです。使い慣れないパソコンで使う時はたまに認識されないというリスクもありますが、それでも一番簡単かと思います。
また①と②を変換するアダプターもありますので一つ持っておくと安心かもしれません。
有線と無線
そして有線か無線か。有線とは上記のようなコードを差し込むタイプ、無線とはBluetoothのことです。コードが邪魔にならないのが無線最大の魅力です。
ただしBluetoothでは音声の遅延が発生することがありますので要注意。オンラインで映画などを見てセリフと口が合ってないなんて思った経験はありませんか?ゲームをする時にも音ズレがあると興ざめですよね。音楽などを聴くだけでしたら気にならないと思いますが、映像とのずれは気になります。
もちろんズレが発生しないようにできるBluetooth機器もありますが、やはりお値段が上がります。会議で会話することなどが主な使用目的であるなら多少の遅延は気になりませんので、それよりもコードの無い便利さを優先してもいいかもしれません。
そもそもデスクトップだとBluetoothを搭載してない可能性もありますし、安い(古い)ノートパソコンだとBluetoothが搭載されていない可能性もありますので確認しましょう。Bluetoothの搭載がないパソコンでBluetooth機器を使うには送信機(Transmitter)が必要です。
ヘッドホンタイプかイヤホンタイプ
イヤホンタイプはスッキリしていていいのですが、周りの雑音が入りやすいので密閉型のもの方がいいでしょう。イヤホンでも周りの音が聞こえにくく、音漏れしにくいものもありますが、そういうものはだいたい耳に深く差し込むと思いますので長時間使用だと痛くなってしまいます。
ヘッドホンでしたら耳に差し込まないので長時間の使用も可能です。もちろん値段によって素材や硬さなども変わってきます。素材が固くて締め付けの強いものは長時間使用は辛いでしょう。
ヘッドホンのパッドには耳に乗っけるタイプと耳をすっぽり包み込むタイプがあります。軽いものであれば耳に乗っけるタイプでも長時間使用が可能です。また見た目的にもスッキリします。
耳をすっぽり包みこむタイプで遮蔽性があれば小さな音も聞きやすいです。ただサイズも大きくなるので見た目も結構大げさな感じになります。
ヘッドセットは片耳だけのタイプもありますがこのタイプは当然まわりの音が塞がれていない耳の方に入ってきます。お仕事によっては片耳空いていたほうがいいという方もいるでしょう。
私は一度通訳で海外の方の発言がとても聴きづらかった経験があります。相手のマイクや通信環境、訛りなど色々原因はあるのでしょうが、イヤホンでは聞きづらく、外してスピーカーでも聞きづらくて困りました。そのときは小さな音も聞き取りやすいヘッドホンを使用していたらもっと上手くできただろうなと思いました。
予算に余裕があるならプロの現場でも使用されているゼンハイザーのヘッドセットもおススメです。お値段ははりますがノイズキャンセリング機能の性能が高いです。
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マイクの性能
ノートパソコン内蔵のマイクやスマートホンのスピーカー機能を使用して通話をすると環境によってはハウリングが起こります。同じ部屋に複数台の端末がある場合は特に注意です。私は英語のレッスンで教室とオンライン両方に生徒さんがいる場合はノートパソコンのマイクで教室全体の会話を拾うようにしています。会議やレッスンで同じ部屋から複数の人が参加する場合は部屋全体の音を拾ってくれるマイクが必要です。
そういう使い方をする時以外は自分専用のマイクがあったほうがいいでしょう。
ヘッドホン付属のマイクを使用することでハウリングは防げますし、マイクに付いているカバーが息遣いなども消してくれます。コールセンターなどでは複数の人が同じ部屋で会話をしていても、ヘッドセットを使っているので周りの会話は気になりませんよね。
またノイズキャンセリング機能があれば周りのノイズを低減するように調整してくれる機能が付いています。
それでも細心の注意を払いたい場合は単一指向性マイクを使用するといいでしょう。これは一方向からの音しか拾わないので自分以外の声をを拾う可能性が大幅に減ります。
将来的にYouTubeなどでの配信も視野に入れるなら高性能マイクも選択肢に入るのではないでしょうか。
ちなみに複数の人が集まっての会議や授業でハウリングを防ぐにはこのような全方向型のマイクスピーカー1台で全員の会話を集約するといいです↓
その他のポイント
あとはこだわりだと思いますが
値段、デザイン、持ち運びやすさ、耐久性
などが検討事項になると思います。
高音や低音、デザインなどにこだわるのならゲーム用のヘッドセットも選択肢に入るでしょうがちょっと派手なデザインが多いです。真面目な業界ではちょっと悪目立ちしてしまうかもしれないですね。もちろん値段も上がります。
あと頻繁に持ち運ぶならマイクがスッキリ収納できで小さくなるものがいいでしょう。
値段に見合った耐久性も重要ですね。安価であれば一年持てば十分だと思いますが、高価だと数年使用できないと困りますね。
ご自身の用途に合った最適なヘッドホンを使うことで、ご自分も先方もストレスを減らすことが出来ますので、ヘッドセットには少しこだわってもいいでしょう。
こちらが私が半年使ってみて満足しているヘッドセットです↓