フリーランス/個人事業主には退職金制度はありません。
退職金は賃金の一部を雇用主が積み立てて、退職の時にまとまったお金として振り込む、もしくは年金として分割して支払います。
誰かに雇われているわっけではないフリーランスには当然退職金はありません。
そのため老後の貯えは自分で行う必要があります。
銀行にお金を預けておけば安全です。
しかし利息が低くお金が増えないということだけではなく、お金自体の価値が下がってしまうという可能性も考えなければいけません。
1000万円以内であれば銀行がつぶれても日本という国がつぶれない限りは、預けておけば残高が減ることはありません。
しかし将来もそのお金の価値が同じであるとは限りません。
例えば明治時代の公務員の初任給が50円ぐらいだったそうですが、それをそのまま利息の付かない口座で貯金していたらどうでしょうか?
現在も50円のままですね。
そう考えると預金や現金だけではなく、できれば時代の物価によって増減する金融資産や不動産なども資産形成に組み入れるべきでしょう。
国が推進している各種の制度を利用すれば、さまざまな控除枠を利用しながら賢く老後の備えができます。
それではどのような制度があるのか見て行きましょう。
公的な資産形成優遇制度を使う
国が主導するIDECO、NISA、中小企業共済という制度があります。
これは国民に自分で頑張って老後の貯えをして欲しいとい国からのメッセージです。
上手く使えば、税制優遇措置などで大きく節税しながら資産形成ができます。
退職金の無い個人事業主には利用必須の制度です。
生命保険控除を使う
国が主導する制度程控除枠は大きくはありませんが、万が一の備えをしながら財産も形成できる商品も多数あります。どうせなら掛け捨てではなく、将来の備えにもなる商品に積み立てるといいでしょう。
その他の金融商品に投資をする
NISAやIDECOを使っても投資はできますが、NISAやIDECOで購入できる金融商品は限られています。
ほかにも利回りの大きいものから安全性の高いものまで世の中にはたくさんの金融商品があります。
正しく理解し、資産を増やしましょう。