外国人の接遇のプロ、通訳案内士が良く使うガイドネタを披露していくシリーズです
本日は天皇誕生日です。
天王陛下お誕生日おめでとうございます。
まだ2月の天皇誕生日には慣れませんがだんだん慣れていくことでしょうね。
本来であれば天皇誕生日は皇居の中に入る数少ない、しかもロイヤルファミリーを拝見する数少ないチャンスなのでお客さんと一緒に皇居を訪れていることが多いですが
今年はブログを書いています(笑)
天皇誕生日一般参賀では何が起こる?
天皇誕生日一般参賀には国民が皇居をおとずれて、天皇陛下のお誕生日をお祝いすることができます。
そのためまず記帳というのがあり、天皇陛下へのお祝いを書くのですが書けるのは都道府県と氏名のみです。
そして皇居の中に入って、天皇家のお出ましを拝見することができます。
天皇陛下も色々式典とかもありますので、お出ましが無い場合は坂下門から入り記帳のみの受付となります。
2021年はコロナ禍のためお出ましも、記帳も中止となりました。
皇居内に入るには
まず皇居内に入るには当然のことながらセキュリティーチェックがあります。
ですのでその列に並ぶことになります。
列がどのようにできるのかは毎回微妙に違うのですが、日比谷公園側から並び始めてセキュリティーチェックを受けて
二重橋門に進むという感じになると思います。
入場は基本皇居正門(二重橋のところ)ですが、お出ましが無い場合は坂下門になります。
そして並んでるうちにどっかで誰かが日の丸の旗を渡してくれます。
天皇誕生日一般参賀のルート
さて無事にセキュリティーチェックを済ませたら、皇居正門から入場します。
皇居正門は皆さんご存知の2つの橋があるところの門で衛兵さんが立っている所です。
手前の橋が石橋、奥の橋が鉄橋です。
海外のお城や議事堂などには衛兵さんが立っていますが、日本の場合は警察官の方々で、皇居の警備を担っているのは皇宮護衛官という方達です。
この二重橋を通ることもなか中できないのでそれだけでウキウキしますよね。
そして外側からみると高くて奥の方にある鉄橋を渡ります。
そして長和殿とい様々な儀式が行われる建物がありますのでそこでお出ましを待つことになります。
皇居全体図には宮殿というのがあります。ここが天皇陛下が執務を執り行ったりゲストにお会いになったりするところです。その東側の庭園に面している部分が長和殿になります。
今見るとかなり密です(笑)
天皇家の皆様はこの長和殿のがラス張りの長い廊下のようなところにお出ましになります。
ちなみにこちらの広場は東庭というところで地下には乗用車120台分の駐車場があるとか。もちろん皇居にいらっしゃるゲスト用です。
お出ましの時間は?
天皇誕生日の場合は陛下は午後は式典などがありますので、午前のみのお出ましかと思います。
令和二年も結局中止にはなりましたが、以下の通り3回実施予定でした。
新年の一般参賀は5回ほどお出ましがあると思います。
- 第1回 午前10時20分頃
- 第2回 午前11時頃
- 第3回 午前11時40分頃
待っている時はさすが日本人みなさん静かです。
そして天皇家がお出ましになると
一斉に日の丸がはためきます。
こちらの写真はは2015年の12月23日の参賀のものですので上皇陛下と上皇后陛下がいらっしゃいます。
このあと陛下からの簡単なご挨拶があって終了です。
このあとは坂下門から退出もできますし東御苑の方を見学してから退出することも可能です。
東御苑自体は閉園してると思うので、この日は参賀に参加した人しか入れないはずです。
天皇陛下お誕生日行事
ちなみに本日の天皇陛下のご予定はこのような感じだそうです。かなりお忙しいですね。
行事時刻 | 出御 | 行事 | 事項 | 場所 |
---|---|---|---|---|
午前 9:00 | 天皇陛下 | 天長祭の儀 | 三殿 | |
同 10:15 | 両陛下 | 祝賀 | 長官,次長(職員総代),皇宮警察本部長(職員総代) | 鳳凰の間 |
同 10:30 | 天皇陛下 | 祝賀の儀 | 皇嗣同妃両殿下 | 松の間 |
同 10:30 | 皇后陛下 | 祝賀 | 皇嗣同妃両殿下 | 梅の間 |
同 10:40 | 両陛下 | 祝賀 | 元皇族(代表),御親族(代表) | 竹の間 |
同 11:00 | 天皇陛下 | 祝賀の儀 | 内閣総理大臣,衆議院議長,参議院議長,最高裁判所長官,外交団長 | 松の間 |
同 11:35 | 両陛下 愛子内親王殿下 | 祝賀 | 侍従長,侍従次長,女官長 | 赤坂御所 |
午後 7:00 | 両陛下 愛子内親王殿下 | お祝御膳 | 赤坂御所 |
天皇陛下の誕生日会見ご様子はこちら。
天皇陛下お誕生日に際し(令和3年) - 宮内庁 (kunaicho.go.jp)
いつまでも仲睦まじいですね。