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日本の生卵は生で食べられる【通訳ガイドあるある#1】

外国人の接遇のプロ、通訳案内士が良く使うガイドネタを披露していくシリーズです

日経ダイヤモンドの記事で

香港で日本の「卵かけご飯」にハマる人急増の理由、鶏卵輸出の9割は香港向け (msn.com)

というのがあったので読んでみました。

内容は

香港で卵かけごはんが流行ってる

日本で卵かけごはんの美味しさを知った人や、日本通の人が

「ドンキ」などの日系スーパーで買った卵で

卵かけごはんを楽しんでいる。

特に今の時期免疫力が高まるので納豆と一緒に食べいる人もいる。

流石に日本通ですね。

しかし気になる一文がありました。

この女性は「ふだんの炒め物に使う卵は安い中国産、卵かけご飯にする卵は、ちょっと高いけど、安全な日本産、と決めている」と話していた。

是非そうしてください。

親日なのは嬉しけど、ぜひ知っておいてもらいたいのは日本の卵は生食用に特別な品質管理をされているということ。だから生食できるんです。

私達通訳案内士が外国人のお客様をご案内していて、すき焼きなんかを食べる時にちょっと抵抗を示す方がいますのでこういった説明をします。

あくまで日本が特別なので、美味しいからって国に帰ってからやったらダメですよとも忘れずに付け加えます。

なのでみなさんも海外旅行行ったときとかには卵はよく加熱しましょう。

卵の食中毒の原因はサルモネラ菌です。

サルモネラ菌は加熱すれば簡単に死滅しますがあたってしまうと腹痛、嘔吐、発熱します。

卵の感染経路は2つあって

母鳥の体内で内部汚染される場合

卵の表面が糞便などで汚染される場合

です

後者は洗浄で綺麗に殺菌できますが、

母体の健康管理は結構しっかりしないといけないようです。

日本は両方きちんとやってるってことですね。

ところで日本の卵って色が黄色いですが、海外だと白っぽくて薄かったりしますよね。

これは飼料の違いだそうです。パプリカなんかを混ぜると色が鮮やかになるらしいです。

あとは鶏の種類によっても大きさや色は変わるようです。

ヨード卵光なんかは飼料にかなりこだわってるので味が濃くて美味しい、そして若い鶏しか使ってないので殻が固いそうです。そんなこだわりが日本っぽいですね。そして若い人はヨード卵光知らないようです(笑)

ちなみに卵が新鮮なうちは卵内の殺菌酵素が効いていてサルモネラ菌は増殖できないようですが、鮮度が落ちると増殖しだすとか。

実は冬には57日も生食しても大丈夫らしいです。

卵だけでもけっこ話すネタはありますね。

参考:卵とサルモネラについて | 食中毒 | お役立ち情報 | 株式会社 東邦微生物病研究所 (toholab.co.jp)

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