【書評5】SNSで人を集める！やさしいSNSマーケティングの教科書

SNSで人を集める！やさしいSNSマーケティングの教科書を読んでみましたのでご紹介します。

特に筆者を知っていたわけではなく何となく手に取って読んでみましたが結果として学ぶことは多かったです。

現在フリーランスや個人事業主として稼働しているけれど、集客に苦労している方も多いと思います。

すべての業界に共通する解決策はなかなかないと思いますがSNSマーケティングを身に着けることで集客アップの糸口になるのではないでしょうか。

私も現在SNSマーケティングに取り組んでいます。インターネットには有料無料で沢山の情報が存在していて、それを片っ端から読み漁れば沢山の知識が身に付きます。私は喜多野氏を存じていませんでしたが、喜多野氏自身もYoutubeやブログなどでも発信されていますので、そういうものを見れば同じような内容は学べると思います。

しかし、インターネットで得られる情報というのは一部に特化した断片的なテクニックが多く、それに少しずつ目を通していくのは結構な作業で疲れます。この本ではそのような情報が体系的に分かりやすくまとめられていますのでSNSマーケティング初中級者向けには良い本だと思います。

インターネットのレビューなどを見ると、そもそものアカウント設定や使い方などを期待している人もいるようですのが、明らかにそういう層向けの本ではありません。

またすでに色々な情報を持っている方にとっては知ってることが多く自分のセミナーに誘導するための本と感じるようですが、出版物にはそういう役割もありますのでこれが役に立ったと思ったら、筆者に直接指導してもらいたいと思うのも自然かと思います。

少し知識を得たばかりの駆け出しマーケターの立場からすると、そもそもSNSマーケティングは何処を目指して走ればいいのかもわかってないので、目指すべきゴールがわかったのもよかったです。そして本書は私のようなレベルの読者をターゲットにしてるのだと思います。

また幅広い分野のSNSの比較などが役に立ちました。それぞれに強い層があり、文化や特徴があるのでそれを解説してくれているのはなるほどと思いました。

例えばTwitterではフォロワーとフォローワー数の比率を気にしてフォロー数が少ない方がインフルエンサーと見られるので簡単にフォローバックが貰えないというような記述があり、思もわず「それ、あるある」と笑ってしまいました。

逆にInstagramではそういう文化は無いしメッセージを送り合う機能もないので、ちょっといいなと思えば簡単にフォロバしてもらえてフォロワー数が増えやすいとか「なるほど」と思えることも沢山ありました。

またInstagramやToutubeで映える写真やカッコイイ動画じゃないと投稿しちゃいけないと思いがちですが、マーケティングに使うのであればそういう使い方ばかりじゃないというのも、主に集客をしたい個人事業主にとってはいい情報かと思います。

個人的にはLine公式の使い方や目的が謎で、そっちに行くと何か売りつけられるのではないかと警戒してしまうのですが、使う方としてはこういう意図で使っているのかというのが良く理解できました。

構成としてもSNSマーケティングとは何か、なぜいまの時代に有効かというところから始まり、コピーライティングや市場の分析やポジション取りの戦略なども触れられています。

個々のInstagram、Twitter、Youtube、Line公式アカウントのそれぞれの特徴と有効な使い方というのが説明されていて良かったです。

筆者はなんどか小学3年生でもわかるようにという表現をつかっていますが、この本自体もスラスラと読めます。

すくなくともnoteで有料級のノウハウとして売られているものがいくつも入って1400円＋税ですので、高い教材買う前に読んでみるといいのではないでしょうか。

私が気になったポイントをいくつかあげますと

などなど

どうでしょう？

あたりまえのこと言ってるなと思った人もいれば、なるほど新鮮に感じた人もいると思います。

少なくとも私は知らないことがいっぱいあり読んでよかったと思いますし、色々実践してみたいと思います。