これを読んでいる方はフリーランス/個人事業主になる一歩を踏み出していることと思います。
会社の縛りから一日も早く解放されたいけど来月から生活していけるのか不安
ちゃんと生活できるようになるまでどれだけの時間がかかるのでしょうか。
モチベーターであれば、「やりたいときがタイミング。考えている間に一歩踏み出せ!」というところですが、私の考えは本当にやりたいことを長く続けるには良い準備も必要だと思ってます。
もちろん走りだしてみると想定外のことが沢山起こります。
悪い事だけじゃなくて良いハプニングも起こります。
とりあえず走り出してもいいけど、長く走るためには準備体操して、疲れない靴買ってちゃんとご飯たべてから走り出した方がいいと思ってます。
失敗やづまづきを乗り越えていくのは独立、起業の醍醐味ではありますが、準備不足によってようやく始めたやりたかった事業の継続がだめになってしまったら非常に残念ですよね。できれば悪いハプニングは想定しておいてなるべくうまくかわしたいところです。
どこまで準備しても、十分ということはありません。最後は腹をくくるしかないです。
考えすぎて動けないのは良くないですが、考えて動かないと運に左右されてしまいます。
チャレンジは何度でもできますが、美味しいチャンスは何度もめぐって来ませんからしっかりつかむようにしましょう。
準備すべき資金は半年分
これはフリーランスに限らずですが事業を始めるに当たって当面必要になる資金は事業資金+生活費の半年分と言われています。
貯金なり投資なりして資金を貯めましょう。しっかりとした事業計画があるなら投資や融資も受けれれるでしょう。
十分な資金を準備するとともに固定費の削減にも取り組みましょう。
借入金の返済が数万円ショートしただけで、事業が上手く回らなくなってしまうこともあります。生活費を抑えて固定費を削減する
まずは見直しが必要なのは生活費。いきなり生活レベルを落とすのは大変だと思います。
すぐに仕事が軌道に乗らないことを考えて、抑えられる部分があるのなら出来るだけ抑える、もしくはいつでも抑えられる準備をしておきましょう。
そして車など当面の業務に必要無ければ一度売却すれば、駐車場代、ガソリン代、重量税、などが節約できますし、少しまとまった資金が用意できます。
高価なスマホやあまり使ってないサブスクリプションなど、すぐに必要ないものは一旦解約してしまいましょう。
貧しい生活をすると言うわけではなく、利益が出だせるようになるまでは一旦資金を事業に廻すだけです。利益が出だしたら、その時またいい車やスマホを買えばいいのです。
後でいい出費は後回し
事業に必要な出費も慎重に選びましょう。
最初からいい事務所を構えることは必要でしょうか?
人を雇うのはまだ早くないでしょうか?
コピー機なんかはコンビニか安いインクジェットプリンターでいいのでは?
法人登記は最初から必要ですか?
もちろんケチってはいけない経費があります。
使うべきところでは思い切って使うことも必要です。形から入ってブランドづくりをすることも場合によって大事です。
でも見栄で大事な資金を使うのはもったいないです。
本当に今必要なものと後でもいいものは仕分けして有効に資金を使い分けましょう。
本業と相性がいい副業を確保しよう
資金を集めていざ独立しても、仕事が無い日が続くと精神的にはきつくなります。
そんな時にすこしでも手持ち資金を減らさないように副業ができれば軍資金を半年以上持たせることもできます。
ここで大事なのは本業との相性のいい副業を持つことです。あまり副業に力を入れ過ぎてしまうと、いざ本業にチャンスが巡って来た時に引き受けることができないかもしれません。それでは本末転倒ですね。
例えば私なら、過去に学校で教えていたこともあります。
でも担当のクラスを持つと、たとえ週1日の仕事でも一年間はスケジュールが縛られてしまいます。
そうするとツアーで1~2週間の仕事の依頼が来ても受けることができなくなってしまいます。
また翻訳なども締切に追われることがありますので、なかなか相性が良くありません。
このように相性のいい副業を持つことが大事です。
ちなみに私は学校で担任を持つのではなく、プライベートでフレキシブルなスケジュールで教えることでこの問題を解決しました。
またあまり似たような仕事だと、一方がダメになった時にもう一方も駄目になる可能性もあります。
今年ならツアーの仕事と通訳の仕事です。両方とも外国人が来ないとお仕事になりません。
めったに起こることではありませんが、また起こらないとも言えません。
そういうことも頭に入れて、第3、第4の収入源を確保することが長く本業を続けていくコツだと思います。
フリーランスの保険も検討
収入が一時途絶えることで資金繰りが上手くいかなくなり、やむなく事業撤退ということもあります。
それが仕事は完了したんだけど、お客さんの入金が遅くてそれを待ってる間に資金がショートしてしまった。
そんなことがあったらとても泣くに泣けないですね。
そのような場合に備えて、請求書を買取してくれるサービスを提供している保険会社もあります。
また収入が一時途絶えた時にも生活費を支払ってくれる保険もあります。
最近こそフリーランスという働き方が認められて保険も増えましたが
以前はそのような保険も少なく、あっても中小企業向けで保険料が高かったりしました。
こういうリスク管理もしておきましょう。