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確定申告の青色申告控除額が変更に【2021年からはe-Taxがお得】

フリーランスの皆さん個人事業主として青色申告されている方が多いともいます。私も起業初年度から青色申告です。そして2010年からe-Taxを使用しています。

e-taxは非常に便利なのでおススメしたいのですが、今年からさらに金銭的なメリットも加わりますので要チェックです。

今年の確定申告(2020年分)からは控除額が以下のように変更になります。

ポイント

基礎控除額 38万円→48万円

青色申告特別控除額 65万円→55万円

ただしe-Taxによる申告(電子申告)または電子帳簿保存をすることで引き続き青色申告特別控除額が65万円になります。

つまりe-Taxを使えば控除額が10万円分増えることになります。

電子帳簿保存には事前に税務署に届け出ていなければいけないですし、今年は間に合いません。また現状では少しハードルが高いのでお勧めしません。将来的により簡素化されてから利用してもいいでしょう。

国のこういう施策というのは、電子化を推進して欲しいといサインですので、見逃さずにそれに載っていくことで最大限の控除枠を使いましょう。

e-Taxとは

通常は青色申告決算書と所得税申告書を手書きもしくはプリントで用意し、税務署に手渡しか郵送で提出するのですが、これを簡略化しインターネット上での書類作成や提出を可能するのがe-Taxと呼ばれるシステムです。

それではまだe-taxを利用していない方に簡単に始め方を説明します。

確定申告書類の準備

まず個人事業主の青色申告には2種類の書類を用意します。

所得税青色申告決算書

所得税の申告書B(事業収入のある人用)

①は事業の収支を計算し事業の収入と所得を計算するためのもの

②は個人の収入と所得、控除額を計算し、納税額を算出するもの

簡単に言うとこんな感じです。

①の書類を作成するには日ごろから会計ソフトなどを使用して複式簿記を付けて、事業に関するお金の出入りを記録しておきます。

そして決算時には必要な原価償却などの決算処理をして完成させます。

国税局e-Taxホームページから電子送信

そして作成した内容を国税局のe-Taxサイトにログインして入力し、国税局に電子送信します。

私の使用している会計ソフト弥生の青色申告では確定申告e-Taxモジュールを使い青色申告決算書と所得税の申告書Bのデータをそのまま送信することも可能です。

ソフトによっては一度データとして書き出して国税庁e-Taxソフトに読み込んで送信するという方法もあります。

送信する際にはマイナンバーカードを接続し、電子署名することが必要です。暗証番号も必要ですので準備してからやりましょう。

e-Taxで用意するもの

マイナンバーカード

マイナンバーカードの暗証番号

ICカードリーダー

事業所得、不動産所得のある方はスマホ申請は使用出来ません

スマホをICカードリーダーの代わりに使うこともできます。(対応機種のみ)詳しくはコチラ↓

e-Taxのメリット

郵便局や役所が閉まっている時間帯でも提出できる。特別控除は申告期限を過ぎると適用になりません。

特に最終日だと消印の日付も重要ですので以前は夜中に郵便局まで発送に行ったこともありますが、e-Taxなら自宅に居ながら提出可能です。

※最終日の夜は回線が混雑しますので早めの提出をお勧めします(笑)

また提出後の処理も迅速ですので審査も早く終わり、最短で1週間程度で還付が受けられます。

そしてこれに10万円の控除枠が上乗せされましたので、利用しない手はないと思います。

こちらの国税庁の案内動画も参考になります↓

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