個人事業主は会社員と比べ自由度が高く魅力的ではありますが、色々なことが自己責任ですのでリスク管理も大事になります。
会社員であれば加入していますが、個人事業主では加入できないものに雇用保険(失業保険)と労災と呼ばれる労働者災害補償保険があります。
雇用保険では会社を退職したり、解雇になった時に一時的に失業手当がもらえたり、職業訓練無償で受けて転職に備えることができます。
また労災では業務中や通勤中に負ったケガなどに対しても医療費や賃金の補償が受けられます。また障碍を負うことになったら年金も受けられます。
こういったものが個人事業主にはありません。
また何か仕事上でミスや契約違反などを犯し、取引先に多大な賠償責任を負うことになる可能性もあります。
そのようなケースに備えて保険に加入しておくことも検討すべきでしょう。
そして資金繰りも大きなリスクです。仕事をしたのになかなか代金が振り込まれず、そのせいで事業資金がショートして借入金の返済ができなかった。
また従業員のお給料を払うことができなかったり、取引先への支払いが滞って信用を損ねた。
そんな少しの差で、事業の継続が不可能になる可能性もあります。
そんな時にすぐに受けられる融資の選択肢も頭に入れておくべきでしょう。
フリーナンス Freenance
IT企業でおなじみのGMOが提供して言うのはFreenanceというちょっと面白いネーミングの保険です。
こちらはフリーランスが遭遇するであろう数々の問題をカバーしてくれる保険です。
あんしん補償
仕事中の事故や納品物の欠陥などで賠償責任を負った場合500万円~5000万円の補償を受けられるという安心の制度です。
即日払い
3%~10%の手数料がかかりますが、フリーナンスが売掛債権を買い取り、すぐに現金化してくれるというサービスです。資金繰りが厳しく、一日も早く現金が欲しい時には助かりますね。
借金をするわけではないので複雑な審査を受ける必要もありません。
所得補償
怪我や病気で働けなくなった時の収入補償です。あらかじめどれだけの所得が欲しいかを選んで毎月の掛け金を払います。
職業、年齢、などにもよりますが、40歳、翻訳業、月20万の補償で掛け金は1480円/月でした。
掛け捨てにはなりますが、最長一年動けなくても収入が途絶えないのは安心ですよね。