さてコロナで推進されているテレワークですが、実は日本政府は働き方改革の一環としてコロナ流行前から推奨していました。
人口が都市部に集中して混雑をもたらしている一方、地方では人口が減少している。また子育てや介護などより柔軟な労働形態を求める人が増えています。
何より総人口が減少傾向の日本ではより効率的に労働力を確保していくことが必要です。2020年に一時的に在宅勤務を導入した企業もありましたが、今後ますますリモートワークという働き方は増えて行くでしょう。
会社からリモートワークの打診があったとき、返事をする前にメリットやデメリットは是非知っておきたいところです。
またリモートワークをするにあたっての注意点やより快適に過ごすためのポイントを整理したいと思います。
在宅勤務のメリット
それではメリットを見て行きましょう。まずは何と言っても通勤時間が不要ということです。
都心で勤務されている方は最低でも片道1時間、往復2時間の通勤時間があるのではないでしょうか。
通勤時間を無駄にせず読書などのリラックスや自己啓発に使ってる方もいらっしゃると思いますが、それでも満員電車では出来ることも限られますし、ストレスを感じる方も多いと思います。
また自宅で勤務するということでお子さんや、年老いたご両親のお世話などをしやすいというメリットもあります。
無駄なミーティングや上司とのおしゃべりも減り、自分の仕事に集中できるという人もいます。
そして会社では毎日外食をしていたけれど、自宅なら簡単に健康な食事ができるといのも利点ではないでしょうか。
在宅勤務のデメリット
次にでめりっとですが、仕事とプライベートのオンオフの区別がつきづらいというのがあると思います。
まず朝起きて顔を洗ってスーツに着替えて出勤すれば、自然と気持ちも切り替えができますが、どうせ会議もないしと一日パジャマで過ごしてしまうことも。そうすると気持ちも切り替わりません。
また家族がいるのであればそちらに気を取られることも。
仕事をしているのにあれを手伝って、これを手伝ってと色々押し付けられてしまうとか、いちいち話しかけられて集中できないことも。
また普段は昼ドラを見てくつろいでいた家族の方も肩身が狭くなってしまいますし、お互いのプライベートな時間が無くなりストレスになることも。
自分専用の部屋があればいいですが、無ければ快適に仕事をするのは難しいですし、オンライン会議の背景に写る自宅の様子も気になりますね。
また一日家から出ないで、誰とも話さないことで、気持ち的にも体力的にも落ちてしまう可能性もあります。またオフィスで受け身で仕事していた方にとっては、自己管理するというのは結構大変です。
そして環境を整えるためには意外にお金がかかるもの。会社が全額負担してくれればいいですが、自己負担で出費がかさむこともあるかもしれません。
在宅勤務の経費
では在宅勤務にはどのような経費がかかるでしょうか。
まずは光熱費。一日家にいるわけですから、電気代や水道代はかかります。特に夏や冬に一日中冷房や暖房をつけていたら馬鹿になりません。
食事も自炊で安く済む可能性のが高いですが、最近は社食が安くて健康的なんていう会社もあるでしょう。そういう方にとっては社食が利用できないのは痛いです。
リモートワークには当然パソコンも必要ですし周辺機器も必要です。
在宅ワークを始めるにはこんなものが必要です。
- パソコン
- プリンター
- Wifiルーター
- WEBカメラ
- ヘッドセット
- ワークデスク
- ワークチェアー
家にはタブレットしかないから、新たにノートパソコンを買わなきゃいけなくなった。
WEBカメラやマイク、ヘッドホンも買い足さなければいけないという方も多いでしょう。プライベートで使うのと仕事で使うのでは重要な機能も違いますしね。
通信環境も大事です。自宅ではいスマホだけで過ごしていて、固定電話やWiFi の契約してない方も多いのではないでしょうか。そうすると新規に契約して、月々の使用料も発生します。
このあたりの経費も会社側がどこまで負担してくれるなどの取り決めがきちんとしている会社はいいですが、全部自己負担になそうなら交渉も必要でしょう。
在宅勤務の環境構築
また一日仕事をするにはそれなりの家具もいるでしょう。食卓の木の椅子なんかはお洒落で食事する時間座るだけならいいですが、8時間座るとなると話は別ですね。
デスクも仕事に適したものではなくダイニングテーブルでパソコンを一日打っていたら肘も痛くなってしまいます。
休憩用にナイスなマッサージチェアーとエスプレッソマシンがあればもっといいですね(笑)
そして高速な通信環境。自宅にWiFi があればそれを高速化する必要があるかもしれません。また定期的にカフェなどで作業したいならポケットWiFiなども選択肢に入ります。
自宅でどうしても快適な環境が作れなければ、短時間ならカフェもいいですが、レンタルオフィスやシェアオフィスの使用も視野に入れるべきでしょう。
そこまでの経費を会社が出してくれるかはわかりませんが、自宅近くのリモートオフィスで勤務するというのは将来的には増えるのではないでしょうか。
在宅勤務できる会社や職種に転職
周りはみんな在宅勤務をしているし、会社は理解があるけど自分の会社は何もしてくれない。
そんな不満を持っている方もいるかもしれません。そんな方にとっては今が転職する機会もしれませんね。
今までの自分の経験を生かして通勤回数の少ない会社やリモートワークに積極的な会社に転職し、プライベートとのバランスを取りたいというのもいいと思います。
リモートワーク出来る会社を探すにはどうしたらいいでしょうか?
スキルアップして在宅勤務できる職種に転職という手もありますし、業務委託で自宅作業というフリーランスの働き方も視野に入れるべきでしょう。